【インコをプランター葬で供養する】やり方やメリット&デメリットまとめ

インコ プランター葬 おすすめ

3ヶ月ほど前、飼っていたセキセイインコが突然体調を崩したので病院に連れて行ったのですが次の日に亡くなってしまいました。

あまりにも突然でその時は事実を受け入れられず、夜中だったにも関わらず泣きながら名前を呼ぶことしか出来なかったのをハッキリと覚えています。

翌日、どういう風に埋葬して供養しようか考えました。

最初は、近くの河原に埋めてお墓を作ろうかと思ったのですが、寂しがりのチロ(インコの名前)を家から離れた知らない場所に1人ぼっちにすることはどうしても出来ません。

そこでプランター葬で供養することに決めました。

プランター葬なら、ずっと一緒にいられるしチロも寂しくない(自分も寂しくない)と考えたからです。

この記事では後から後悔しないプランター葬のやり方や、実際にやってみて感じたメリット、デメリットについてお伝えしたいと思います。

  • 旅立ってしまったインコをどう埋葬すればいいか迷っている。
  • インコのプランター葬を考えているが不安がある。
  • インコをプランター葬するやり方や注意点を知りたい。

といった方向けの内容となっています。

プランター葬とは

プランター葬とは、プランター(植木鉢)を使って可愛がっていたペットを埋葬する供養方法のことです。

マンション住まいや広い庭がない家でも身近でペットを埋葬供養出来るのが最大の特徴となっています。

プランター葬に向いているペットと向いていないペット

プランター葬はセキセイインコや文鳥などの小鳥やハムスターのような小さいペットの供養に向いていますが、猫や犬のように大きめのペットの場合はしっかり火葬するか、広い場所に深い穴を掘ってしっかりと埋葬してあげることをおすすめします。

インコであってもオカメインコやジャンボセキセイインコのように大きめの鳥でもプランター葬は可能ですが、かなり大きめのプランターが必要になりますので注意しましょう。

プランター葬(セキセイインコの場合)に必要なものを準備する

セキセイインコや文鳥などの小さい鳥や、ハムスターなどの小さい動物なら亡くなってしまった後2日間ぐらいは日の当たらない涼しい場所であれば、遺体が直ぐに腐敗してしまうことはありませんので、先ずは落ち着いてプランター葬に必要なものを準備しましょう。

どうしても、直ぐに準備をする時間が無いという方は数日間であれば遺体を冷蔵庫で保管する方法もあります。

プランター葬に必要なもの

園芸が趣味の人であれば、既にプランター葬に必要な物は揃っているかもしれませんが、適当なものを使ってしまうと後々トラブルになってしまう可能性もありますので、プランター葬に適したものを用意するようにしましょう。

プランター(植木鉢)

プランター(植木鉢)は少なくとも30㎝以上の深さがあるものを用意して下さい。

ある程度の深さと容量のあるプランターでないと、虫や臭いが出てしまう場合があります。

また、プラスチック製のプランターだと数年で劣化して割れてしまうことがあるので、必ずセラミック(陶器)製のプランターを選ぶようにして下さい。

遺体が完全に土に還るまでにおよそ10年かかるとされていますが、実際にプランター葬をした人の話を聞くと10年経っても土に還っていなかったというケースも多数あるようなので、長く一緒にいられるようにしっかりした作りのプランターを選びましょう。

また、購入するプランターは単に花などの植物を植えるだけのものではなく『お墓』となるものです、ずっと世話をするものなので、後悔がないようにデザインや材質等についてもしっかり吟味して選ぶことをおすすめします。

茸道は3軒のホームセンターと園芸店を回ってチロちゃんに合ったプランターを探しました。

園芸用の土

植木鉢に入れる土は、そこらへんの空き地の土ではなくホームセンター等で売っている園芸用の土を用意します。

ホームセンターで500円もあれば充分に良質の土を買うことが出来ます。

そこら辺にある土を使うと、分解するための細菌が少ないので遺体が土に還りずらくなるだけでなく、虫や臭いが出る原因となる場合もあるので注意して下さい。

決して高価なものではありませんので必ず園芸用の土を使うようにしましょう。

どうしても忙しくて、プランターや土を買いに行く時間が無いという方は下にAmazonでおすすめのリンクを貼っておきますので参考にしてもらえればと思います。

腐葉土

腐葉土は無くても構いません。また、少量しか使わないので、大きい袋ではなく100円ショップなどで売っている腐葉土で充分です。

植物

プランター葬には1年草が適しているとされています。

1年草とは1年で枯れる植物のことです。

逆に一度植えると枯れずにずっと成長する草花を多年草といいますが、多年草を植えてしまうと植物の根っこが際限なく伸び、プランターの中にぎっしりと根付いてしまうので遺体を傷つけてしまう場合があります。

ちなみに、茸道は色々と悩んだ末、薄いブルーのネモフィラに決めました。

チロちゃんはアルビノで真っ白いインコでしたが、よく見ると薄いブルーがかった羽をしていて、小さく揺れる姿が似ていたからです。

今はブルーのネモフィラしか植えていませんが、毎年色々な花を植えれたらなと思っています。

Amazonでプランター葬に使う園芸用の土を探す

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プランター葬・供養の具体的なやり方と注意点(セキセイインコの場合)

ひとことににプランター葬と言っても、基本的には植木鉢に植物を植えるやり方と特に変わりはありません。

先ずは植木鉢の底にある穴にネットを敷き、小石を数個置きます。

その上に、園芸用の土を10㎝ほどの厚みを持たせて手の平で押し付けながら硬めに敷き詰めます。

その上に腐葉土を同様に数㎝の厚みを持たせて敷き詰めます。

その上に遺体を置いて、再び腐葉土を敷き、園芸用の土を入れます。

最後に買って来た植物を植えて完成です。

旅立ったインコをプランター葬にするメリットとデメリット

インコをプランター葬で供養するメリット

・亡くなったインコを身近に感じることが出来る
・ペット専用の火葬に頼むよりもコストがかからない。

プランター葬の最大のメリットは『可愛がっていたインコを身近に感じられる』ということです。

どんな埋葬、供養をしたとしても、可愛がっていたペットを亡くしてしまった心の穴を完全に埋めることは出来ませんよね。

しかし、可愛がっていたインコがいるプランターに植えた植物の世話を毎日することで、これまで可愛がっていたペットと一緒にいる気持ちでいることが出来ます。

茸道は、毎朝『チロちゃんおはよ!』と声をかけながら水やりをしています。

また、新しいプランター(植木鉢)、土、植える植物を全部買い揃えたとしても2000円~3000円以内で済ませることが出来ます。

きちんと、お金を払って専門業者に火葬から供養までしてもらうことも出来ますが、その場合かなりの費用がかかってしまいます。

インコをプランター葬で供養するデメリット

・虫や臭いなどのトラブルが起きる場合がある。
・引越しする時に重たい荷物になってしまう。

深さ30cm以上で土がたっぷり入ったセラミック(陶器)製のプランターはそこそこの重さになります。

一人暮らしで引越しを頻繁にする人の場合などは、ちょっとした荷物になってしまうことは否めません。

もちろん、大切なインコが眠っているわけですから『そんなの平気だよ!』と思えれば全く問題ありませんが、実際にプランター葬にした人によると引越しの際に大変だったという人も多いので、考慮したうえでプランター葬を行うようにしましょう。

【まとめ】旅立ったインコの存在を身近に感じられるプランター葬はおすすめ

チロ(セキセイインコ)が亡くなってから3~4日が経った頃、部屋のソファでうたたねをしている時に、肩のうえでインコがよくするように耳をコショコショと甘噛みされるような感覚を感じてハッと目が覚めた時がありました。

単に現実とリンクした夢だったかもしれませんが、チロがお別れの挨拶に来たような気がしました。

インコを飼った経験がある人は解ると思いますが、インコ族達は本当に無邪気で色んなものに興味を示して喜んだり、拗ねたり、時には怒ったりを素直に表現してくれる様子はとても可愛くて、私達を明るい気持ちにさせてくれますよね。

茸道はプランター葬にして本当に良かったと思っています。

毎朝、プランターに水をあげる時や、洗濯物を干す時に『チ~ロチャン♪』と自分の名前を喋るあの声が聞こえて来そうです。

飼っていたインコを亡くされた方、しばらくは何をしてもその子のことを思い出してしまうかもしれません。

今はお辛いと思いますが、この記事を読んでプランター葬を考えていらっしゃるぐらいですから、きっとアナタのインコちゃんもたくさん可愛がってもらえて幸せだったと思います。

埋葬や、供養はアナタに出来る範囲で無理なくしてあげれば充分だと思います。

どんな形の埋葬にせよ、小さい体は土に還ってもインコちゃんはきっとアナタのことを見ていてくれるはずです。

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